それは福島から始まった。
2011年5月、
短編映画「フクシマ」の撮影で福島県へ。
ガイガーカウンターの数値は、美しい景色とは裏腹に、現実の厳しさを物語っていました。
私達人類は地球に対して、大変なことをしてしまっている。
そう実感しました。
どうすれば良いのか?
何をすれば良いのか?
その答えを探し求めていたときに、「微生物による蘇生」を知ったのです。
そこから、希望の道筋への探求が始まりました。調べれば調べるほど、実際に微生物によって放射能問題が克服されているだけでなく、他の様々な環境問題の解決の糸口となる知恵と技術が日本にあることがわかってきました。
今、人類は想像を絶するスピードで、大気や海、山、川を汚染し続けています。そして、この地球に生きる多くの生命を奪い続けているのです。種を根こそぎ絶滅させる勢いで破壊を繰り返しています。
「自分さえよければいい」「人間さえ良ければいい」
どこへ行っても、お金・・・紙切れ(紙幣)と金属(コイン)のために、
72億を超える人間たちが暴走を続けています。
私たち人間は、人間だけでは生きていかれません。
動物や植物、空気、水・・。全ては命の「恩送り」で繋がっているのです。
その事を無視して突き進むことは、自滅を意味します。
なぜなら「いのち」のバトンは、受け取るだけでなく、与えることで成り立っているからです。捧げあうことで成り立っているのです。
そんなことを思い出していただきたい・・・。
そして、後から続く子孫たちのためにも、全ての生命が共存出来る地球にしていきたい・・・。
ひとりひとりが、それぞれの立場や考えに固執してお互いを攻撃しあって対立する前に、この地球に育んで頂いている家族の一員として、尊重し合って、助け合って生きる喜びを分かち合いたい・・・。
そんな想いからこの作品が生まれました。
この地球に生を受けた一地球生命体として、共に地球蘇生へ向けて行動していきましょう。