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神水だより 2023年夏

神水終了のお知らせ

「黒部の神水」は、2012年より富山県の深層非加熱自噴水に監督の闘病経験を活かした特殊技術を施し販売して参りました。
これも偏に皆様のお力添えの賜物と深く感謝申し上げる次第であります。

しかしながら、映画『ゼロ・ウェイストPLUS~持続可能な暮らし~』の製作をきっかけに、
ビニールパックの使用や長距離輸送の是非について問題視するようになりました。
また、コロナ禍による人員不足の為、映画製作との並行も厳しく、事業継続の方向性をいろいろと探って参りましたが、
誠に遺憾ながら「神水」販売事業を継続することは困難と判断いたしました。
永らく定期的にご購入してくださいましたお客様が多い中の苦渋の決断となりましたが、
以上のような状況から、現在の資材終了をもちまして「神水」販売事業から撤退することを決定いたしました。

定期購入の皆様には、在庫数次第とはなりますが11月分までのお届けを予定しております。
(スポット販売は9月いっぱいにて終了予定)
事情ご賢察の上、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

なお、奥山保全トラストへは、アーシアン基金の方から寄付させていただく方針です。

アーシアン基金▶

長らくのご愛顧、誠にありがとうございました。

 

 

1.「神水」キャンペーン

2.奥山保全トラスト「トラストだより」

3.トラスト地ツアーに参加しました2022.11.6.

4.白鳥哲監督の近況(映画『LAST HOPE』、インターネットラジオ始めました、他)

 

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1.「神水」キャンペーン

神水を定期購入されている皆様へ「<神水>キャンペーン」として、<神水>をお手頃価格にてご提供いたします。
是非、ご利用くださいませ。

神水1L×10パック 6,156円のところ、5,848円でご提供(送料込み)

 

※お申込みは、【神水だより】のメールにご返信にてご連絡いただけますようお願い申し上げます。
※期間 ~2023年8月31日お申込み分まで
※9月の定期購入分と合算し、代引きにてご請求します。
※誠に申し訳ございませんが、新規の定期購入は受け付けておりません。

 

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2.奥山保全トラスト「トラストだより」

奥山保全トラストより、「トラストだより」が届きました。
「トラストだより」のバックアップは下記にてご覧いただけます。

 

広報誌「トラストだより」バックナンバー▶

 

 

 

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3.トラスト地ツアーに参加しました 2022.11.6.

(2022年11月9日配信にメルマガ配信、2022年11月9日にブログにアップした内容です)

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

こんにちは。
白鳥哲です。
お元気でお過ごしでしょうか?

11月6日(日)、
≪公益財団法人 奥山保全トラスト≫の「第8回トラスト地ツアー」に参加しました。

≪奥山保全トラスト≫とは、
2013年に製作した短編映画『水源』撮影のときからのご縁ですが、
水源地保護の一助になればと、
黒部のお水「神水」の売上の一部を寄付させていただいていることもあり、
トラスト地ツアーには、
2019年に行われた第5回三重県大台町池ノ谷ツアーから、
度々参加させていただいています。

今回の目的地、
石川県白山市白峰の白山国立公園内にある白山トラスト地は、
≪奥山保全トラスト≫が2008年7月に購入(ナショナルトラスト)した
22.3haの土地となります。

 

 

白山は標高2,702メートルで、
古くから信仰の山として知られており、富士、立山に並ぶ日本三大霊山の一つです。
この山の一部が購入され保護されています。

白山を購入するまでのエピソードを伺いました。
「熊と人の共存」を目指して活動をされている
≪日本熊森協会 石川県支部≫の三井明美さんが、
石川県主催のシンポジウムに参加されたときのことです。
熊の必要性を説く三井さんは、
ある地元の方から相当な怒りをぶつけられたのだそうです。

「あんたの言ってるのは綺麗ごとだ。動物のせいで山が荒れている!」

三井さんはその激しい怒りに怯むことなく聞いたそうです。

「どんな風に荒れているのでしょう。是非、山を見せて貰えませんか?」

三井さんの返答に地主の方は驚かれたそうです。
三井さんは山を見に何度も何度も通い続け、信頼関係を築いていきました。
そして購入が決まったのです。

購入が決まると地主の方は山の木を売ろうとし始めたそうです。
材質によって木は数百万円もする現金収入になるので、
地主の方は販売しようとしたのですが、
木を切ることは生態系を守る観点で見ると自然界の循環を断ち切ることを意味します。

更に粘り強く、木がいかに重要かの説明を重ねたそうです。
そしてついに、木を切ることなく
無傷で山のトラストが出来たとのことでした。

実はこの白山トラスト地は、全国でも有数の貴重な多様度の高い森で
原生林に近い自然林となっています。
白山は、標高2,702メートルという高地であるため、
北は北海道、東北、そして九州までの様々な地域で見られる樹種が自然に育っていて
研究者が驚嘆するほどの多様な森が残る珍しいところなのだそうです。

感動しました。

紅葉のシーズンと言うこともあり
黄色、緑、赤、オレンジ…様々な色の木々が広がっていました。
傾斜の高いトラスト地の森は、人工林とは違い、
太陽の光が地面まで降り注ぎ明るく輝いて見えます。
木々の下には下草が多様に生えていて
クマザサという植物が同じ高さに群生して広がっていました。

 

 

「見てください。同じ高さに生えているでしょう?なぜだと思いますか?」
「なぜでしょうか」
「冬場になると雪がササの少し高いところまで積もるからです」
「へぇー」
「雪の下に入ると暖かいのです。
だから積雪より少し低いところまで成長する…植物たちの知恵ですね」

ガイドをしてくださった熊森協会の研究員の水見さんが説明してくださいました。
植物たちの植生から冬場の積雪の高さがわかるのです!

さらに進むと、干上がった小川の後のような自然の水路がありました。

「今は乾燥していて川は流れていませんが、

実はこの下には水脈が広がっているのです。
土の下で根が水分を吸収して水が蓄えられているのです」

 

 

落葉して、それを分解する為に微生物が育ち、
その分解した栄養分を木々の根から吸収し、
地下を小さく流れる水を毛根に蓄え、
それらが目には見えない水脈となっているのです。

水は木々が…森が、育むのです。

多くのいのちが関わってそれが可能となる。
そこには動物たちが密接に関わっています。
トラスト地に向かう入り口に「クマ棚」と呼ばれる
熊が餌を取る為に作った跡がありました。

 

 

「栄養分を多く含んだドングリがなる木を熊たちは選びます。
その木の上に登り、実が落ちる前のドングリをとるのです」

熊たちは良く実る木を知り、そこで食べ、
彼らが出した糞から芽が出て、木が生えて、豊かな森になります。
さらに、熊がいることで、鹿やイノシシなどが来なくなり、
生態系が守られていきます。
豊かな森には必ず動物たちが関わっているのです。

トラスト地を巡ってから、昼食をとり
午後は釈迦新道と呼ばれる原生林に近い自然林を散策しました。

 

 

 

新道の入り口付近には人が入って作った人工林がしばらくありました。
そこを抜けると辺りは一変し、柔らかな光が差す森の光景が広がっていました。
甘い香りがし、
ブナ、ミズナラ、トチノキなど落葉紅葉樹が所々に伸び上がり、
柔らかな光が森に差し込み
荘厳で神聖な風景となりました。

 

 

以前、短編映画『循環』にご出演いただいた
環境生物学研究家 宮澤正義先生がお話ししてくださったことを思い出しました。

「原生林は神の神殿のような佇まい」

原生林は「神の神殿」のように、光が降り注ぎ、下草が豊かに生え、
落葉した葉っぱの下で微生物たちがうごめく心地よい音が響き、
高木のトチノキや低木のクロモジの甘い香りが漂い、
豊かで穏やかな森の光景がそこにありました。

深く…感動しました。

この豊かな自然を守っていきたい…

その想いが沸き起こりました。
ここの豊かな自然の様子の中にも地球規模で迫る気候変動の異常さを感じる物がありました。

 

 

「このクリの実を見てください。
中身がペシャンコで実がないのです。
これも温暖化の影響です。
このクリを食べる動物たちは栄養不足になるのです」

地球の異変はこんな奥深い山にも迫っているのです。
日本の山のほとんどは、管理されてない人工林で溢れ、
森に日光がささないことで下草が生えず「緑の砂漠」状態になっています。
落葉によって育まれる腐葉土がなく
痩せた土には生き物がいなくなり
多様性がなくなり、保水する力もない山となっているのです。

今回のツアーで人間のエゴの深さをさらに感じました。
地主さんとのやりとりに

「山には植物が有ればよい。動物は要らない。
国が進める植林を信じているからスギを植えている。動物たちは必要ない」

という内容があるそうです。
様々な鳥獣害によって多くの被害を受けているので、
その動物たちを殺しているのです。

2020年熊の捕殺数 年間6,085頭

森の生態系を考えると、熊は大変重要な役割を持っています。
熊が減るから獣害が増えるのです。
それより、なぜ、人里まで降りてくるようになったのか?
そのことに目を向ける必要があるのです。

人間による多様で豊かな森の伐採、
間伐不足の人工林がもたらす崖崩れ、洪水の多発化、
人間による環境破壊が先にあるからなのです。

水の循環は
落葉紅葉樹など豊かな森と
動物たちが豊かにいることの関わりで起きるのです。

「今だけ、自分だけ、お金だけ」

金融資本主義によって広がったこの洗脳から脱して、
すべてのいのちの循環を考えて
生き方を変える必要があると私は思っています。

今、出来ることは何か?

まずは知ること。
そして、伝えること。

森の現実を知り
地球全体の循環を考えたあり方へ、
生活の仕方へシフトさせることが求められるのです。

 

愛と感謝を込めて
白鳥哲

 

 

≪公益財団法人 奥山保全トラスト≫
https://okuyamatrust.org/

≪一般財団法人 日本熊森協会≫
https://kumamori.org/

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短編映画『水源』(恩送り配信中)▶

短編映画『循環』(恩送り配信中)▶

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参考ブログ:「水源の山は今」▶

参考ブログ:白い鳥からのお便り26▶

参考ブログ:「水源の森は今」▶

固定価格買取制度とは▶

 

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4.白鳥哲監督の近況(映画『LAST HOPE』、インターネットラジオ始めました、他)

映画『LAST HOPE(ラストホープ)最後の希望~マインドコントロールを解き放つとき~』
(昨年発表した『マインドコントロール』から『LAST HOPE』にタイトルが変更になりました)

白鳥監督が現在製作中の映画『LAST HOPE』は、現在、編集担当との大詰め作業に入っています。
この後、整音、映像の色を補正など施し完成となります。
ですが、まだまだ産みの苦しみの真っ最中。
温かくお見守りいただけますようお願い申しあげます。

映画『LAST HOPE』公式サイト▶

 

☆☆☆☆☆

 

インターネットラジオ始めました

白鳥監督が日々感じたことなどを、ラジオを通じて配信しています。
どうぞお聞きください!

stand.fm tetsushiratoriチャンネル▶

 

☆☆☆☆☆

 

【クラウドファンディング(キャンプファイヤー・コミュニティ)<白鳥哲の「活動応援基金」>】

白鳥監督の活動をご理解いただき、応援していただける窓口を通じて、監督の本音トークを展開しています。
このサイトには、白鳥監督が今まで行ってきたこと、活動中のこと、
これからやりたいことなど網羅し掲載していますので、是非ご一読ください!

<白鳥哲の「活動応援基金」>

 

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2023年7月吉日

株式会社 OFFICE TETSU SHIRATORI
253-0053 神奈川県茅ヶ崎市東海岸北2-9-48
電話 0467-87-6731(月火木金10~15時)
FAX 0467-87-6732

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